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ケナガネズミ

ケナガネズミ
和名
ケナガネズミ
学名
Diplothrix legata
分類
齧歯目ネズミ科
大きさ
22~33cm
分布
沖縄島北部、奄美大島、徳之島
方言名
ヤマアジ、ヤマアージ
国指定特別天然記念物
国内希少野生動植物種
沖縄県RDB:絶滅危惧ⅠA類
環境省RL:絶滅危惧ⅠB類
尾にも毛が生えている

尾にも毛が生えている

シイ林に生息し、主にシイの実や昆虫類をエサとしています。背中には3cm程度の通常の毛と、5~6cmの剛毛が多数生えていて、2.5cm程度の平たいトゲ状の毛も生えています。また、体毛は体だけでなく、尾にも生えています。
地表での動きが不得意なためほとんどを木の上で活動します。夜行性で、昼間は樹洞などでじっとしていることが多いです。また、樹洞に枯れ葉を敷きつめて巣を作り、樹洞内で子供を産みます。
ケナガネズミは国内のネズミの中では一番大きいネズミで、棲家となる樹洞を作るためには大木のある広いシイ林が必要です。

※注意!
ケナガネズミは国内希少野生動植物種・国指定天然記念物です。詳しくは種の保存法文化財保護法をご覧ください。
2017年6月更新

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