
オキナワトゲネズミ
- 和名
- オキナワトゲネズミ
- 学名
- Tokudaia muenninki
- 分類
- 齧歯目ネズミ科
- 大きさ
- 12~17.5cm
- 分布
- 沖縄島北部
- 国指定天然記念物
- 国内希少野生動植物種
- 沖縄県RDB:絶滅危惧ⅠA類
- 環境省RL:絶滅危惧ⅠA類
- 一般的な体毛の他に、約2cm程度の先の尖ったトゲ状の毛が生えています。
- 背の高いシイの木がある地域に生息していて、主にシイ・マツの実、昆虫類などをエサとしています。
- 夜行性なので昼間は土中の巣穴でじっとしていますが、夜になると野外に出てピョンピョンと跳ね回るように移動します。繁殖期は10~12月とされており、1回に5~10頭の子供を産みます。
- 2003年以降は生息が確認されておらず、絶滅したのではないかともいわれていましたが、2008年にヤンバルクイナの調査を行っていた研究者から「調査用の自動カメラにオキナワトゲネズミらしき動物が写っている」という情報が寄せられ、専門機関が鑑定したところほぼ間違いないことが確認されました。
- その後、調査チームが撮影地点での捕獲調査を実施したところ、メス一頭を捕獲することに成功しました。この発見は、オキナワトゲネズミが自動カメラに最後に撮影されてから実に15年ぶりのことであり、実物が捕獲されたのは約30年ぶりのことでした。
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※注意!
オキナワトゲネズミは国内希少野生動植物種・国指定天然記念物です。詳しくは種の保存法・文化財保護法をご覧ください。
- 2017年6月更新
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