ヤシガニ
- 和名
- ヤシガニ
- 学名
- Birgus latro
- 分類
- エビ目オカヤドカリ科
- 大きさ
- 10~30cm(甲羅の幅)
- 分布
- インド-南太平洋、沖縄島及び周辺離島、宮古島、八重山諸島、小笠原諸島、トカラ列島
- 方言名
- アンマク・ハブガニ(本島)、マッコン、モーヤン、マクガン、マコガニ、ンーグヤー
- 沖縄県RDB:絶滅危惧Ⅱ類
- 環境省RL:絶滅危惧Ⅱ類
- 大きい個体は、足を広げた幅が1m、重さが6kgにまで達する世界最大の陸生甲殻類です。
- 孵化後3週間前後は、浮遊幼生期(プランクトン)として海中を漂い、その後宿貝を背負い徐々に陸へ上がります。上陸後、2年半程度は海岸沿いの堆積した死サンゴや石灰岩の岩穴で生活すると考えられています。成長するとともに宿貝を捨て、更に内陸の方へ生息域を広げます。
- ヤシガニが捕れる地域では、古くから食用として利用されており、石垣島や宮古島などのレストランでは、珍味として提供されることもあります。成体になるまでに非常に長い時間がかかるため(寿命は推定50年)、大型個体の数の減少が心配されています。
- 近年は、保護を目的とした条例が各自治体により施行されているため、地域によっては捕獲が規制されています。
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- 2017年6月更新
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